ロンドンパラリンピックフルマラソン競技の様子

マラソン大会参加記録

平成15年(2003年) 大会参加記録

第4回谷川真理ハーフマラソン
開催 1月12日(日曜日)
場所 東京都北区、荒川河川敷
主催 主催:北区陸上競技協会
後援:東京陸上競技協会
天候 晴れ/暑かった
結果 ハーフマラソン H選手 1:20:21(公認) 一般男子 種目別150位
記事

自走   伴走   応援

H選手の応援に行ってきました。

私がH選手の伴走で走る予定でしたが、突然の膝の故障で急遽Sさんに伴走を変わって頂きました。Sさん本当に有り難うございました。

H選手は雪の多い地方にお住まいなので、今年になって走ったのは二度目との事。さぞや走りが苦しかったと思います。そうしたなかタイム的にはまずまずのタイムを出したのはさすがですね。H選手Sさんお疲れ様でした。(^o^)

写真
谷川真里ハーフマラソンの写真

最高のランニング日和でした。ただし、私の心境は最悪でした。
私は深刻な故障を抱えていて、本来は私がHさんの伴走をする予定でしたが、急遽一番左に写っているSさんに伴走を変わっていただ きました。Sさんありがとうございました。
左から、伴走したSさん、選手のHさん、Hさんの奥様、娘さん・お孫さん、私、そして一番右側はNさんです。(^o^)

第51回勝田全国マラソン
開催 2月11日(日曜日)
場所 茨城県、ひたちなか市
主催 主催:ひたちなか市、ひたちなか市教育委員会、茨城陸上競技協会
主管:茨城陸上競技協会
天候 曇り/風強し
結果 フルマラソン 高橋勇市選手 2:45:43(公認) 70位/5481 (T11/日本最高記録)
記事

自走   伴走   応援

高橋選手の応援に行ってきました。

高橋選手はかねてよりの目標であったT11クラスにおける日本最高記録達成おめでとうございました。(^o^)

今年に入ってからは絶好調で、出場する大会ごとに自己記録の更新を続けていますね。 本当におめでとうございました。私は車に乗って現地に赴き、20km地点へ後半伴走する選手などを送迎したりと裏方に徹しました。20km地点を通過していく選手を見ていると顔見知りの選手が数え切れないぐらい通過する事にびっくりしました。
参加メンバーの皆様、お疲れ様でした。(^o^)

写真
勝田全国マラソンの写真

20kmポイントを力走す高橋選手と伴走のHさんです。この先もう少し走ると、後半伴走のNさんと交代します。今のところ高橋選手は余力を残しての走りをしているようです。伴走のHさんは余裕の笑顔まで見せてくれましたよ。(^o^)

勝田全国マラソンの写真

20kmポイントを力走するS選手と同じくSさんです。ウルトラマラソンに関わっているランナーなら、この超有名なお二方を御存知の事と思います。どうです、お二人の笑顔を含む余裕の表情、すでにここまで20km走っているはずなんですよね~。 お二方は走る事を本当に楽しんでいるという表情ですよね。巨人軍団のS選手は、2時間35分台で、続くS選手も42分台でゴール。お二人とも自己記録を更新したと話してくれました。参加メンバーの皆様、お疲れ様でした。(^o^)

勝田全国マラソンの写真

ゴールまで残り500m地点です。高橋選手と後半伴走のNさんが一体となり、最後の力を振り絞って力走しています。その後フィールドへの最後の直角カーブも無事にクリアーしてゴールしました。タイムは2時間45分43秒で見事、T11クラス日本最高記録をマークしました。高橋選手本当におめでとうございます。(^o^)

第6回東京・荒川市民マラソン in ITABASHI
開催 3月23日(日曜日)
場所 東京都板橋区
主催 主催:東京・荒川市民マラソン実行委員会
主管:(社)東京陸上競技協会
天候 晴れ/弱風
結果 フルマラソン 高橋勇市選手 2:40:13(公認) 登記登録の部38位(総合50位)
(T11/日本最高記録)
記事

自走   伴走   応援

高橋選手の伴走で参加しました。

全コースを三人でリレー伴走しました(Nさん、Nさん、中澤)。私は最後の7kmを担当しました。高橋選手まずは自己新記録おめでとうございます。2月の勝田マラソンもそうでしたが連続でT11クラス日本最高記録を更新しましたね。こんな事があって良いのでしょうか~。(笑)
昨年までは2時間50分前後を行き来していたのに、あっという間に30分台がもうすぐ目の前です。本当に素晴らしいことだと思います。おめでとうございました。(^o^)

写真
東京・荒川市民マラソンの写真

RUNNET写真館「荒川市民マラソン」の中に掲載されていた写真で、ゴールラインを越えた直後の写真です。高橋選手の目標は2時間30分台の記録を出して別府大分毎日マラソンのキップを手にする事でした。設定ペースはキロ3分45秒!。結果は残念ながら、あと13秒及ばず2時間40分13秒でしたが、T11クラスの視覚障害者ランナーも30分台に挑戦する段階となって参りました。今後の活躍に期待したいですね。(^o^)

東京・荒川市民マラソンの写真

第6回東京・荒川市民マラソンに参加及びサポートで駆けつけてくれた人々と共にハイ、パチリ。上段左から二人目が高橋選手です。各地の大会などで見かけましたら、ぜひ「頑張って」とのご声援をよろしくお願いいたします。写真に写っている参加メンバーは、高橋選手の最強のサポート軍団と言えるかもしれませんね。高橋選手に高い高い目標が存在する限り、私達は出来る限りのサポートをしていきますよ。頑張って下さい。(^o^)

記事

(※この参加記は伴走MLへの投稿文です。)

伴走MLの皆さんこんにちわ。
久しぶりの投稿ですが、中澤と申します。

昨日の日曜日は、各地でマラソン大会が開催されたようですね。関東平野も晴天に恵まれたところが多く、昭和記念公園での健康マラソン東京大会を始め、大規模な東京・荒川市民マラソンなども好天のなか開催されまして熱戦が展開されたようです。

私も高橋選手の伴走で、第6回東京・荒川市民マラソンに参加してきました。伴走はNさん、Nさん、そして私の3人で伴走をしました。イニシャルは3人ともNですからトリプルNでした、なんちゃって。

大変失礼しました、改めて3人を代表して大会参加の報告をさせて頂きます。
長文になっていますがお許し下さい。

平成15年3月23日(日曜日) 第6回東京・荒川市民マラソンin ITABASHI

ゼッケンNO,109 登記登録の部38位(総合50位) 2:40:13

フルマラソンのエントリー数15,730人の規模を擁するビックな大会でした。スタート時の危険防止に苦慮しながらも、ほんんど平坦なコースでもあり、早くから記録を狙う大会として、彼は参加の表明を私達にしていました。

気温は予想では15度でしたが、多少雲のある程度の晴天となって体感気温もそれ以上 と感じるほど暑くなり、そして荒川名物の強風も比較的弱くて胸をなで下ろしましたが、北東の風といった印象ですが、北に向かって走るときには一定の風圧を感ずるレベルにあり、侮れないと感じました。

高橋選手が荒川市民マラソンに参加するに際しての目標は次の二点でした。

1,2時間30分台をマークして別府大分毎日マラソンのキップを手に入れる。
2,アテネパラリンピックの日本代表になった事を想定して、現地で伴走してくれるランナーの人選を既に始めており、その最有力候補のNさんに、初伴走をして頂きまして、腕の振りやフォームなど互いの相性をチェックする。

以上2点が、今回の大きな目標でした。
各項目簡単に説明をさせて頂きます。

1,2時間30分台をマークして別府大分毎日マラソンのキップを手に入れる。

別府大分毎日マラソンといえば、市民ランナーにとっては憧れの大会です。
一定の努力と一定の競技力、一定の挑戦心を持ち得たランナーのみが参加を許される厳しいハードルが立ちはだかっている大会でもあります。その目標をクリアーする為に、3分45秒/km、18分45秒/5kmにレースペースを設定し、高橋選手はもちろん伴走者も共に厳しい戦いに挑戦しました。

往路はアテネで伴走して頂く予定のNさんが担当、初めて伴走するとはとても思えないロープさばきと、かけ声で見事な伴走を披瀝し、予定通りのペースで進みました。

しかし予想された通り、復路は他のランナーも同じですが風圧に押さえ込まれスピ ードに乗ることが出来ませんでした。

そして、荒川市民マラソンを走ったことのある人ならお解りですが、河川敷の堤の上に上ったり下りたりを5回ほど繰り返します。高低差は多くて12m程度ですが、急に上りが始まったり、急に終了してしま います。この急激に勾配が変化する走路状況は、目の見えるランナーにとりましてはたいした問題ではありませんが、視覚障害者ランナーにとっては最も苦手なパターンのひ とつです。

そんなコース状況が復路に集中していて五カ所ほどあります。そして視覚障害者ランナーにとっては更に苦手なゼット型に折れ下っていくコースが35kmすぎに一カ所あります。
これらのポイントで、ピッチの変化が間に合わずフォームを乱し、集中力を削ぐなどしてかなりのロスを発生させてしまいました。

これらの要因により、復路では設定タイムをクリアーできず、少しずつタイムは後退し、あと14秒という僅差で別大のキップを逃してしまいました。

そして、更に私の伴走ミスにより高橋選手の目標達成を逃してしまった可能性があることをここで告白しなければなりません。

フルマラソンで自己記録を狙っているランナーなら、そして目標をギリギリクリアーしながら関門を走っているランナーにとりまして、40km通過時のスプリットタイムは非常に重要な意味を持ちます。通過時のスプリットタイムから、残された時間は何分かが確定し、残りの2kmをキロ何分で走れば目標は達成できるなどの判断が出来ます。

それをあろう事か、私はあまり必要性のないラップタイムしか伝えず、スプリットタイムを語るのをすっかり忘れてしまいました。もしもスプリットタイムを伝えていたなら、目標達成に意欲を示していた高橋さんのことですから、残り2kmをキロ当たり6秒ほどペースアップすればよいわけですから、そう難しい事ではなかったかもしれません。いつものインターバル走のタイムを考えれば決して不可能な数値ではないからです。

私は、かつてこのような大失態は無かったような気がします。さらには、伴走を始めた頃ならこのような大失態を起こしてしまったなら、間違いなく帰り道では首をうなだれて電車に乗り込んでいる自分が居るはずですが、2時間40分以上も間、あの強い日差しに晒され、脳天を照らされて思考力が落ちていたからだ、などと自分に対して言い訳をする始末です。

帰り道では多少落胆はしたものの大きな精神的落ち込みがなかったこと自体が、私としてはとても悲しい。集中力というものは、伴走をするに際して二番目に重要な要素です。その点に関してもかつてのような、針のように研ぎ澄まされた鋭さは消えていて、先端は錆びて欠け落ちているような状況です。

伴走は年を重ねるほど上手くなるという事は決してありません。自分の走力の下降と共に、ゆるく走る視覚障害者ランナーの伴走にシフトしていくのが、伴走者そして視覚障害者ランナー双方にとって幸せな事なのかもしれません。

「視覚障害者ランナーのトップレベルの選手の伴走に対しては確実に引退の時が近 づいている」という言葉が、初めて私の脳裏をかすめた大会として、私自身の心にも第6回荒川市民マラソンは長く記憶に残る事でしょう。

 

2,アテネパラリンピックの日本代表になった事を想定して、現地で伴走してくれるランナーの人選を既に始めており、その最有力候補のNさんに初伴走をして頂きまして、腕の振りやフォームなど互いの相性をチェックする。

前項でも書きましたように、伴走は年を重ねるほど上手くなると言う事はけっしてありません。伴走ノウハウをたくさん持っている人ほど伴走が上手いと言う事もあり得ません。

人と人が一緒に走る伴走は、走力に余裕があるに超したことはありませんし、伴走ノウハウを持たないよりは持っていた方が、理論的な裏付けのあるしっかりとした伴走が出来る事でしょう。しかしながら、繰り返しになってしまいますが、伴走は人と人が一緒に走るが故に “相性が合う”という事もとても大切なことなのです。

お互いの性格もさることながら、互いに走りやすいかどうかという問題です。
高橋選手のようにスピードランナーになればなる程、ロープを短く持てば持つ程、互いのフォームのわずかな動きのズレが、42kmの走りの中で大きな負担となって来ます。腕の振り具合、肘の高さ、互いのフォーム、ピッチなどなど個々に数え上げたならきりがありません。

今回、高橋選手とNさんは初めてロードで走ったわけですが、二人ともずっと前から一緒に走っていたかのようにピタッと呼吸は合っていて、レース後にはお互いが「たいへん走りやすかったです」とのメッセージを交わしていました。

別大のキップは逃してしまいましたが、高橋選手Nさんの「馬が合う・相性 が合う」と言うことを確認出来ただけでも、今回の荒川マラソンに参加して余るほどの喜びを私達伴走者にもたらしてくれました。

 

高橋選手の視野の先には、アテネでメダルを狙うレベルのランナーとの戦いが、すでに 強くイメージされて来ているようです。各地のマラソン大会で彼を見かけたり、この伴走MLでの会話の中で、そして彼のホー ムページなどを通して、どうぞ「頑張って」、「応援しているよ」などのお声掛けをして下さいますようお願いいたします。

皆様の応援の一声一声が、彼の走るピッチを速め、ストライドを伸ばし、タイムを短縮 する大きな原動力となって、広く私達ランナーを代表して世界を舞台に戦いを展開して くれる事でしょう。

第12回幸手市さくらマラソン
開催 4月06日(日曜日)
場所 埼玉県幸手市
主催 主催:幸手市、幸手市教育委員会、幸手市体育協会
天候 晴れ/強風
結果 10マイル 高橋勇市選手 1:04:15(公式) 39才以下の部 57位
記事

自走   伴走   応援

高橋選手の伴走で参加しました。

前半をNさんが伴走、後半を私が伴走して走りました。高橋選手は来週に重要な大会を控えているという事で調整の為に走りました。キロ4分のペースを設定し、強風に翻弄されながらもほぼ予定ペースをキープしながら走りました。コースはカーブが比較的多かったですし、一部伴走するには狭いコース部分もありましたが、全体としてはまずまずのコースレイアウトでした。参加メンバーの皆様、お疲れ様でした。(^o^)

第13回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会
開催 4月13日(日曜日)
場所 茨城県土浦市
主催 主催:かすみがうらマラソン大会実行委員会、土浦市、霞ヶ浦町、茨城陸上競技協会、土浦市社会福祉協議会、毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社(財)日本障害者スポーツ協会
主管:土浦市陸上競技協会
天候 >薄曇り/微風
結果 フルマラソン 保科 清選手 2:56:38(※非公認) 視覚障害B-2 50歳以上の部 優勝
記事

自走   伴走   応援

保科選手の伴走で参加しました。

前半を私が伴走、後半はKさんが伴走して走りました。保科選手は昨年の本大会では自己記録に3秒及ばない2時間47分06秒という素晴らしい記録を打ち立てましたが、今年はすごく暑かった事と、冬に連続的に雪が降った関係で予定通りの練習が消化できず、月間走行距離も低迷し、走り込みが十分でなかった等の事が重なったしまったようです。

結果としてスピードに乗って走ることが出来ず、満足するタイムではありませんが、全体の走りは概ねイーブンで走っていますので、この暑さの中でラスト5キロが大崩しなかった事は高く評価出来ますよね。秋に向けて次につなげる走りが出来たと思います。参加メンバーの皆様、お疲れ様でした。(^o^)

第4回前橋シティマラソン
開催 4月27日(日曜日)
場所 群馬県前橋市
主催 主催:前橋市、前橋市教育委員会
共催:前橋市体育協会、前橋市陸上競技協会、前橋ランナーズ、上毛新聞社、群馬テレビ
主管:前橋シティマラソン実行委員会
天候 曇りから快晴
結果 12km 高橋勇市選手 43:59(公式) 30歳代の部 15位
記事

自走   伴走   応援

高橋選手の伴走で参加しました。

前半を私が伴走して、後半はNさんが伴走しました。朝のうちは曇り空でしたが、スタートする頃には快晴となり、気温もグングンと上がってきました。体感的には20度を超えたと思われます。
5kmポイント手前の上毛大橋という利根川をまたぐ橋の上り勾配の急な事と、その距離も400m以上はあったでしょうか、伴走している私もハアハア呼吸を乱しながら踏ん張りました~。
高橋選手は全体としてはキロ平均3分40秒でまとめましたので、あの暑さの中良く頑張ったと評価出来ますね。参加メンバーの皆様、お疲れ様でした。(^o^)

記事

(※この参加記は高橋選手HPへの投稿文です。)

4月17日の日曜日に実施されました第4回前橋シティマラソンの大会報告をさせて頂きます。

群馬県といえば私の故郷です。開催される前橋市も、故郷からそう遠くはありませんし、学生の頃時々出かけた所でもありますから土地勘もバッチリのはずです。そんな懐かしい場所で開催される前橋シティマラソンですから、前から楽しみにしていました。

私は一人で先に会場に到着しましたが、会場内の配置などをチェックしていると、地方の大会ながら、その受け入れ態勢に目を見張りました。今年でまだ4回目の開催ですので、ランナーの立場から見ると若干ちぐはぐな点も目に留まりますが、人員の配置といい誘導設備や各ポイントの設備機器の配置といい十分に検討され、気配りの行き届いた体制である事に驚いたものです。

参加人数も三千人台と中規模であり、予算のやりくりもたいへんであると予想される事を思いますと、高く評価したい大会だと思います。地元の人間として胸を張りたいと思いますよ、エヘン(^^;)。

仕事柄受け入れ態勢の方にどうしても気が向いてしまいますが、よく考えたら私は伴走で参加するのでした。さあ! 今日もバッチリ伴走して目一杯走るぞ。

会場に到着した頃は、まだ曇り空でした。
吹き抜ける風も多少ひんやりとして、さすが上州に来たのだなと感じました。
しかし、高橋選手や、もう一人の伴走者であるNさんと合流してウォーミングアップを始めようかという頃になりますと、雲もとれて青空が広がってきました。それと共に気温もグングンと上がってきました。暑さとの戦いになるなと感じましたが、距離が12kmという事もありますので何とか踏ん張れると思いました。

ウォーミングアップを開始するために、スタート地点に行こうとしましたが、スタート時刻まで1時間を切っているにも関わらず、まだ自動車がビュンビュン走ってました。
参加選手は歩道上を右に左にと走っていまして、とても混雑していて移動できるような状況ではありませんでした。

本当はゴールの練習を高橋選手とやりたかったのですが、そこまで行って帰ってくるのにとても時間がかかると感じましたので、やむなくパスをして人のいないコースを見つけてアップをする事にしました。ゴール付近の走路状況は、すでに伴走のNさんには見て頂いていますし、高橋選手にも口頭でゴール付近の注意事項を説明しましたので、安全を確保しながらゴールイン出来ると確信しています。

スタートはいつものように最前列ではなく、2mほど後退した場所に陣取りました。
アトミ練習会で共に練習しているNさんと偶然会場で会いましたので、ここでもスタート時の危険を避けるために、高橋選手の右後ろをスタート後しばらくの間ガードしてもらうようにお願いしました。

そして号砲と共に、無事なスタートを切る事が出来ました。
スタート後500mも走ると、隙間も出来てきて安心して走れるようになりました。
ただ予想した通り、地方の大会ほど最初飛ばして入るランナーが多いので2kmも走ると、今度は落ちてくるランナーが多くてそれを避けるのに多少苦労しました。

3km地点の通過タイムは、11分02秒でした。
キロ平均3分40秒ほどですので、まずまずの走りでした。
高橋選手は、昨日酒を振る舞う会合に出席をせざるを得ず、少なからずアルコールを飲んでいますので多少は影響を受けているかもしれません。

伴走者としては、もう少し速く入るのではないかとイメージしていましたので、その影響を少なからず感じました。もう少し先に行くと、体が走りにも慣れてきてリラックスして走る事が出来、スピードも上がってくるのではないかと期待しました。

前半はコースの変化はあまりなく、直線的な走りが出来て走りやすかったですが、5km地点手前の上毛大橋が目の前に現れてびっくりしま した。

かなり急勾配の上り坂です、しかも400m以上はあろうかという坂道です。高橋選手も苦しそうですが、私も苦しかったです、ホント。残り200m、残り100m、残り20mなどと出来る限り、坂道の残りの距離を高橋選手に語り伝えて、踏ん張る気力を持ってもらうように努めました。

登りきったら、同じくらい下るのかと思ったら下りは100mぐらいしかありませんでした、従ってこの下りも結構な勾配です。
この下りの何処かに5kmの表示があったはずですが、下りのスピードに乗っていた事と、上りの疲れでボーとしていたせいか、キロ表示板を見つける事が出来ませんでした。

橋を渡りきってしばらく走ると、後半伴走のNさんが見えてきました。そして、無事に伴走を交代する事が出来ました。当初、ロープを渡した時点で私は減速していく予定でしたが、意外とエネルギーが残っている事を感じ、そのまま二人の後ろをついて走る事にしました。

やがて6.8km地点を通過、25分42秒!
この計測ポイントは大会要項には書いてないけど、だけどラッキー。
ここまでの平均で3分46秒/kmですから、3km地点から数秒ペースが落ちた程度で前半を走りきりました。高橋選手は暑さには強いですから、ここからの後半は失速する事なく走りを進める事でしょう。

ここからは、長い直線である事や川下に向かってわずかに下っていく事が予想され、ぺースを上げ気味で先を急ぎました。長い直線道路が終わり、9時方向にカーブした後、もう一度利根川をまたぐ橋を渡るわけですが、今度はたいした坂道は伴わず安心しました。そして平坦で長大な橋の途中に10km地点がありました。

10km地点を通過、36分20秒!。
ここまでの平均で3分38秒/kmでしたので後半はペースが幾分上がりました。

時間が経過するほど気温が上がって来る印象です。
体感的には20度を越えたのではないかと感ずるほどですから、このペースでも十分健闘しているといっても良いと思います。暑さのせいか他のランナーが少しずつ落ちて来て、順位も少しずつ上がってきています。

私は10km地点のスプリットタイムを伝えた後、戦線を離脱しペースを落としながら二人を見送りました。

そして、ゴールは43分59秒でした。
平均でも3分40秒/kmで走ったわけですので、暑さに強い高橋選手という評価を不動のものにしたと思いますね。高橋選手は、今年に入って10000m走のトラック競技ではすでに35分台で走り、T11クラスで日本記録を塗り替えていますが、今回の走りでロードでも35分台で走る事の出来る可能性が見えてきました。キロ平均3分36秒で走る事が出来ればよいわけですからね。そう遠くないうちに達成される事を期待しますよ。

10kmロードレースで公認コースは少ないですが、チャンスを見つけて頑張って頂きたいものです。 又、10kmの走行タイムでフルマラソンがどれくらいで走れるかのバロメーターともなりますので、10kmを33分台を最終目標として頑張って頂きたいものですね。

第23回鹿沼さつきマラソン
開催 5月11日(日曜日)
場所 栃木県鹿沼市
主催 主催:鹿沼市・鹿沼市教育委員会・鹿沼市体育協会
主管:鹿沼さつきマラソン大会実行委員会
天候 曇り/弱風/17度
結果 ハーフマラソン 高橋勇市選手 1:21:51(公式) 39歳以下の部 16位
記事

自走   伴走   応援

高橋選手の伴走で参加しました。

前半を私が伴走して、後半はSさんが伴走しました。曇り空でしたが、蒸し暑くて体感温度も20度を超えたと感じました。スタート直後は500mぐらい下りで、ゴール前の500mの上りはかなり精神的に厳しいものがあります。

往路は緩やかな上りが連綿と続きますので、けっして走りやすいコースではありませんし、記録も期待できないでしょう。しかしこのような厳しいコースで踏ん張る走力を身につけておけば、きっとこれ以降の大会で坂があまり苦にならなくなるかもしれません。(^^;)

とは言うものの、高橋選手もこの難コースには苦戦しました。それでも1時間21分台でまとめて、まずまずの走りを見せてくれました。参加メンバーの皆様、お疲れ様でした。(^o^)

記事

(※この参加記は高橋選手HPへの投稿文です。)

日時:平成15年5月11日(日曜日)
場所:栃木県鹿沼市
気象:気温17度、曇り(ほとんど日差しは無し)
伴走:(前半)中澤修平/(後半)Sさん

第23回鹿沼さつきマラソンに高橋選手の伴走で参加してきましたので、報告させていただきます。

JR日光線鹿沼駅を降りて、送迎バスに乗った途端に「市を上げての一大イベント」なんだなと感じました。その印象は会場に到着してから益々強くなりましたね。参加賞はサツキの苗木です、そして上位入賞者へは大きなサツキの「盆栽仕立て」がプレゼントされますよ。これらの苗ものを、プレゼントされた全ての人が喜ぶかどうかはさておき、地域の特産品などで大会をアピールする事は、歓迎されるべきものであると考えますね。出来れば食べ物などであったりしたら、もっと嬉しいですが…。

5月も中旬に入りますと、天気の良い日は暑いぐらいになりますね。過去に参加した人の話では、暑さと最後の坂道で苦しい走りになる事が多いと聞いていましたので、幸い今日の天候は快晴ではなく、曇り空であり風も走りに影響するほどでもなく、気象条件はまずまずで一安心しました。

過去にこのコースを走ったランナーが同伴していますので、概要は事前に把握できたので高橋選手もコースなどについては心配は少なかったでしょう。ウォーミングアップの時にコース取りが難しいと思われるゴールから手前500mまでの道のりをしっかり試走してチェックしました。ゴール付近には急激なカーブや上り坂があり視覚障害者ランナーにとっては要注意です。

後半伴走のSさんは、すでにサポートで来てくれているOさんと12km付近の中継点に向けてジョグをしながら向かっています。

私達もウォーミングアップやトイレも無事にすませ、早めにスタートラインに並びました。スタートから500mは緩やかな下りです。ここで飛ばしすぎると足に来る可能性があるので、あまり早く入らないように伝えました。弱い風が下から吹き上げてきていますので、風も少しあるようです。

伴走者としても、初めて走るコースは緊張しますね。
やがて号砲と共にスタート!。転倒などのアクシデントもなく無事なスタートが出来ました。

いきなりの下り坂に、高橋選手も走りにくそうです、ぶつぶつ独り言をいってました。(笑)  慌てないでゆっくり目に走りましょうと指示、ここで実力以上に飛ばしたランナーは確実に帰り道において苦戦する事でしょう。

スタート後、市役所前の交差点を曲がり、500mも過ぎますと直進道路が延々と続く走りやすいコースが始まります。ただ、「黒川」という川沿いに北進しますので、目で分かるほどのわずかな上り勾配がずっと続いている事に、帰路は苦戦する事を感じました。

昨夜の酒席のアルコールが邪魔をしているのか、高橋選手もなかなかペースに乗れない様子です。だから、酒は控えめに飲むんですよと言ったのに~。(笑)

アルコール以外にも原因を考えるとすると、このわずかの上りが続いている事が考えられます。緩やかな上りが延々と続いている事を、しっかり伝えて復路は必ず楽になると強調し、往路は踏ん張って走ろうと励ましました。

鹿沼さつきマラソン全体としては素晴らしい大会です。地域の方が多数沿道で応援してくれていましたし、給水所は、プログラムに掲載されていない場所にも設置されている印象です。地域の町会毎に給水所を設けているのではないかと思えるほど、頻繁に給水所が有りました、ハーフコースで多分15カ所以上はあったでしょうか。熱いときのレースでは、本当に嬉しい気配りですね。

しかし、一点だけ問題がありました。(^^;)
キロ表示も1km毎に設置されているので安心してラップを刻めるなと予想しましたが、残念ながらこのキロ表示が正確かどうか疑わざるを得ませんでした。

往路の坂もないような場所で15秒以上のラップの違いが出てしまうのは、練習を重ねている選手にとりまして、どう考えてもおかしいと言わざるを得ません。
キロ表示ポイントは、路面にしっかりとマーキングされていて毎年同じポイントを使用しているようですが、もう一度正しいかどうかの確認をお願いしたいところです。

私達はラップタイムには、あまり期待しないで走りを進めることにしました。
9km付近には、後半伴走のSさんとサポートのOさんが、いつでも走れる体制で待っていました。二人の応援を受けながら、とりあえずそこを通過しました。

9kmを過ぎて折り返しが近づく前後の2km程は、ちょっとばかり複雑なコースになりました。一部あぜ道を走るようなコース取りで、路面状態も悪く視覚障害者ランナーには、ちょっと辛いコースが併せて2km程続きますが、アクシデントもなく無事に走り抜けました。

そして11kmも過ぎますと、後半伴走のSさんが見えてきました。一緒に併走を開始して高橋さんのペースを体感してもらいます。そして、しばらく併走した後の12km付近の直線道路になったところでロープを渡しました。
そしてペースを乱すことなくSさんに伴走が移りました。

ここからは、直線の下り坂がずっと続きます。
高橋選手のタイムもここまでは良いとは言えないので、少しばかり気合いを入れ直してペースアップをしていただきたいところです。

私も予定ではしばらくは追尾していく予定でしたが、残念ながら走りがアップアップになっていて、みるみる二人から遠ざかってしまいました。走力ギリギリのところで走っているという事もありますが、つなぐ次の伴走者を見ただけで一安心してしまい、そしてロープを渡した途端、精神的にはプッツンと緊張が切れてしまいますね。高橋選手の無事なゴールを祈って、後ろ姿を見送りました。

Sさんが、後半の伴走をバッチリやってトラブルもなく無事にゴールしました。もちろん、ラスト500mの上り坂や難コースも問題なく切り抜けたようです。

ゴールタイムは、1時間21分51秒でした。
順位は、男子39歳以下クラスで16位です。10位まで入賞ですが、20分を切るとほぼ入賞出来ますので来年は入賞を目指したいですね。

ところで高橋選手の話では、どうも15km以降失速したようです。前半の緩やかな上りが、意外と応えるのかもしれませんし、気温は17度と公式発表がありましたが、体感温度はもう少しあった事も影響しているかもしれません。しかし、今日のレースはあくまで調整レースですのでまずまずのタイムで問題ありません。

大会参加が練習の一部である高橋選手にとりまして、いつもいつも全力で走ってしまっては、必ず走り疲れが出てスランプに陥る時が来るでしょう。今回のように、「まずまずのタイムだった」という大会を所々に散りばめて、本命レースを戦い抜くというパターンに持って行ければ、本命レー スでは見事なタイムをたたき出すことが可能となるでしょう。

東京シティロードレース2003江戸開府400年記念大会
開催 5月18日(日曜日)
場所 東京都千代田区
主催 主催:東京シティロードレース実行委員会、東京都、(社)東京陸上競技協会、(財)日本障害者スポーツ協会、千代田区江戸開府400年記念事業実行委員会、東京新聞・東京中日スポーツ
主管:(社)東京陸上競技協会
天候 曇り/弱風
結果 10km I選手 46:46(公認) 視覚障害者の部 11位/34
記事

自走   伴走   応援

I選手の伴走で参加しました。

I選手は昨年から着実に走力を上げてきてますね。今日の目標タイムは45分台をキープするというものです。残念ながら目標は達成できませんでしたが、ラスト2kmではビルドアップ的にタイムを上げることが出来たのは素晴らしい事だと思います。

走り込みが十分とは言えないので、今後はどれだけ月刊走行距離を伸ばせるかが、タイム向上のポイントであると思います。走り込みを行えば必ずや伸びる余力があると確信していますので、頑張ってトレーニングに励んでください。(^o^)

第32回六無月東京喜多(北)マラソン
開催 6月01日(日曜日)
場所 東京都北区
主催 主催:北区ラジオ体操連盟健走会
天候 雨のち曇り/弱風
結果 フルマラソン 高橋勇市選手 2:50:09(公式) 男女別小学以上 2位入賞
記事

自走   伴走   応援

高橋選手の伴走で参加しました。

伴走は、伴走者の走力に応じて分割しながら5人でリレー伴走しました。
この時期は晴れたら相当の暑さとなりますね。このような暑さを伴う季節にも関わらず、フルマラソンを走ろうと数百人がエントリーしているという事は、ある意味では驚くべき 事だと思います。本当に走ることが好きな人間が集まっているのかもしれませんね。

昨年は快晴に近い天候となり、もの凄い暑さの中のレースとなりましたが、今年はスタート時は雨、後半は雨は上がりましたが、今度は蒸し暑さが襲ってきて、蒸し風呂の中でのレースとなりました。

中間点を5位で通過して三位入賞は無理かなと見えましたが、何と上位3人が30km以降次々とリタイアしまして、結果として2位でゴールする事が出来まして、見事入賞を果たしました。上位三人がリタイアするなどという事は、あまり聞いた事がありません。蒸し風呂の中でのサバイバルレースと表現出来そうです。トップに限らずレースを断念した選手が続出しました。

そうした状況だけに、後半少しラップを落としただけで走りきった高橋選手の精神力を高く評価しなければなりませんね。正に粘り勝ちです。おめでとうございます。(^o^)

第14回日本身体障害者陸上競技選手権大会
開催 6月22日(日曜日)
場所 大阪府大阪市、長居陸上競技場
主催 主催:日本身体障害者陸上競技連盟
主管:大阪身体障害者陸上競技協会
天候 雨のち曇り、無風
結果 5000m 高橋勇市選手 17:36(公認) 視覚障害T11 優勝 (大会新/自己新)
記事

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高橋選手の応援に行ってきました。

高橋選手は、アテネパラリンピック10000mのA標準記録36分00秒をすでに突破していますので、今回は5000mのA標準突破を目指して大会に臨みました。

午前中は小雨が降るコンディションの中、5000m競技がスタートする12時5分頃には雨もあがっていましたが、風もなく蒸し暑さの中を走ることになりました。天候からしてとても記録を狙う状況ではありませんでしたが、アテネパラリンピック選考を兼ねている為に、一定のタイムを出してアピールする必要があります。

高橋選手はTさんの伴走により、前半は3分30秒を切るペースで進みましたが、後半はやはりペースダウンしてきて3分35秒前後のレベルになってしまいました。タイムは今ひとつでしたが、あの暑さの中最後まで失速することなく、そして自己記録更新を果たした事自体を高く評価すべきだと思います。参加メンバーの皆様、お疲れ様でした。(^o^)

写真
第14回日本身体障害者陸上競技選手権大会の写真

高橋選手は伴走のTさんと共に、大阪に乗り込んで戦ってまいりました。(笑)
写真右から、Hさん、Nさん、安部選手伴走のMさん、安部選手、同じく選手の高橋選手、高橋選手伴走のTさん、そして私です。
二人の選手はもちろんですし、他のメンバーも頑張ってサポートして参りました。(^o^)

第8回関東身体障害者陸上競技選手権大会
開催 7月06日(日曜日)
場所 神奈川県町田市、野津田陸上競技場
主催 主催:関東身体障害者陸上競技協会
主管:(社)東京陸上競技協会
天候 雨のち曇り/無風
結果 5000m 高橋勇市選手 17:36(公認) 視覚障害T11 優勝 (大会新/自己新)
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高橋選手の応援に行ってきました。

例年は梅雨の最中とはいえ7月に入りますと蒸し暑い日が続きますが、今年の梅雨は気温が低く推移しており、大会当日も雨は降っているものの気温は比較的低く絶好のコンディションとなりました。

最近はインターバルトレーニングの回数も少ないので、まずは自己記録更新を目標にスタートしました。中盤で少し失速したかなと感じましたが、何とか持ち直してほぼ右肩上がりでラップを刻み無事にゴールしました。今日の競技を終えるとしばらくは大きな大会はないので、再び基礎走力の向上を目指してトレーニングを重ねることになります。参加メンバーの皆様、お疲れ様でした。(^o^)

第17回やぶはら高原ハーフマラソン
開催 7月20日(日曜日)
場所 長野県木祖村
主催 主催:やぶはら高原イベント実行委員会
主管:木曽郡陸上競技協会
天候 曇りのち雨
結果 ハーフマラソン 保科 清選手 1:30:24(公認) 男子50歳代 11位
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保科選手の伴走で参加しました。

保科選手は長野県にお住まいなので、私は前日のうちにご自宅を訪問・宿泊をして早朝に車で大会会場に向け出発、2時間30分程車を走らせた所に、木祖村こだまの森がありました。
保科選手はこの大会にこれまで5回ほど参加しているとの事で、コースの状況などもとても詳しくて伴走者としては少し安心です。

スタートしてからのアップダウンには度肝を抜かれました~。(^^;)
高低差180mのロングクロスカントリーの始まりです~。私も坂道は得意で自信がありましたが、全コースの中で急勾配の上り4ヶ所程では、保科選手に私が引っ張られるという事態になってしまいました。(^^;)

その緊急事態によるロスタイムは、おそらく1分から2分程度と思われまが、そのロスタイムが無ければ1位か2位順位が上がったかもしれませんので、その点がちょっと残念でした。
保科選手申し訳ありませんでした~。m(_ _)m
保科選手は重要な大会ではないからと慰めてくれましたが、走力向上を怠らないようにしないと保科選手の伴走も出来なくなると自戒しました。

車での往復5時間の間、保科選手とランニングについて、尽きることなく会話が出来たことが嬉しかったです。お疲れ様でした。(^o^)

写真
第17回やぶはら高原ハーフマラソンの写真

標高差180mというもの凄いアップダウンのコースを走ってきました。小鳥がさえずり緑豊かな山間のマラソンコースでしたが、走っている最中には全く楽しめませんでした。(笑)
H選手は標高700mにある長野県臼田町にお住まいですから、毎日が高地トレーニングをしているようなもの。一方の私の住まいは埼玉県…。
私はアップダウンのコースには自信がありましたが、今日の超ロングクロスカントリー走を激走するH選手には脱帽でした。コース一部で私の方が引っ張られてしまいました。H選手おめでとうございます。(^o^)

24時間チャリティマラソン&ウォーク
開催 8月23日(土曜日)~24日(日曜日)
場所 埼玉県白岡町、総合運動公園
主催 主催:「愛は地球を救う」24時間チャリティマラソン&ウォーク実行委員会
天候 快晴/微風、暑かった(^^;)
結果 24時間走
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高橋選手の伴走で参加しました。

日常的に高橋選手の伴走をしている4人のメンバーが参集し、交替で伴走しました。大会には顔見知りのランナーがたくさん走ってましたね。

今年は冷夏と言うことで暑い日は数えるほどしか無かったですが、大会二日前ぐらいから快晴が続き大会両日とも本当に暑かったです。もう本当にうだるほどの暑さといって良いでしょう。そんな暑い中でも本当に多くのランナーが走り続けていた事に感激しました。

私は24時間走などの大会には初めて参加し、自走&伴走を半分半分ぐらいやりましたが、競走でないという事もあり走りを存分に楽しむ事が出来ました。(^o^)

大会とは違いペースなどもゆっくりなんですが、長時間走るので身体はやっぱり辛いわけですね。そんな中知らない人同士が声をかけ合い励まし合って走りを進めたり、給水・給食所でフルーツなどを食べながら、軽い冗談を交わしながら互いを元気つけたりしていると不思議と走りを継続できるんですね~。

24時間走などの長時間走る時には自分自身の走力はもちろん必要ですが、周りのランナーやサポートの方々の力も借りて、走り続けるという事が今回良くわかりました。

今回は高橋選手の伴走が目的で参加しましたが、ランナーである私の姉とも合流して声をかけ合いながら走りました。また私は初めて知的障害者ランナーの伴走をやってみました。そして大会後の友好親睦会も含めて有意義な一時を過ごすことが出来ました。有り難うございました。(^o^)

2003ジャパンパラリンビック陸上競技大会
開催 9月20日(土曜日)・21日(日曜日)
場所 神奈川県町田市、野津田陸上競技場
主催 主催:(財)日本障害者スポーツ協会/(財)日本パラリンピック委員会、日本身体障害者陸上競技連盟
主管:(社)東京陸上競技協会
天候 雨、風力:±1m
結果 1500m 高橋勇市選手 4:39.47(公認) 視覚障害T11 優勝 (日本新記録)
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高橋選手の応援に行ってきました。

今年は残暑がとても厳しくて暑い中での競技会になるのかなと思われましたが、当日は雨となりそれに伴い気温も比較的涼しいぐらいの体感温度となり、また風もほとんど無風状態で絶好のコンディションとなりました。

この時期の雨は大粒で強くなければ、タイム的にはプラスに作用すると考えて間違いはないでしょう。高橋選手の力強い走りに期待が集まります!。

結果としては、従来の記録を2秒短縮する日本新記録を達成しました。本当におめでとうございます。高橋選手は10,000mと併せて二つの日本記録を保持する事になりましたね。おめでとうございます。(^o^)

写真
2003ジャパンパラリンビック陸上競技大会の写真

あいにくの雨ですが、コンディションはまずまずでしょう。
S選手伴走での1500mがスタートしました。最後まで頑張って!!。

第18回田沢湖マラソン
開催 9月21日(日曜日)
場所 秋田県田沢湖町
主催 主催:田沢湖マラソン実行委員会
共催:秋田陸上競技協会/秋田魁新報社/岩手日報社/秋田さきがけスポーツ新聞社
主管:大曲仙北陸上競技協会/田沢湖町体育協会
天候 曇り/風1m、スタート時気温18度
結果 フルマラソン 高橋勇市選手 2:45:11(公認) 陸連登録男子 4位(総合9位)
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高橋選手の伴走で参加しました。

全コースを三人でリレー伴走しました(Sさん、中澤、Nさん)。
私が担当したのは21km地点から30km地点までの9kmでした。前半からかなりのハイペースを飛ばすという設定でしたので、どれくらいで中間点に到達するか心配していましたが、予定よりも少し遅れて21km地点に到着、その時点でも高橋選手はまだまだ元気でした。
そして35km過ぎの峠越えも頑張って乗り切りまして、後半の落ち込みも最小限に抑えました。昨年のタイムを大幅に更新してゴールしました。本当におめでとうございました。(^o^)

第14回東日本国際駅伝 EAST JAPAN INTERNATIONAL EKIDEN 2003
開催 10月05日(日曜日)
場所 相模原市、相模原米軍基地
主催 主催:神奈川県走友連盟
共催:UNITED STATES ARMY GARRISON JAPAN
共催:DIRECTORATE OF COMMUNITY ACTIVITIES(MWR)
天候 晴れ時々曇り
結果 駅伝(4区間) 第4区 中澤修平 18:17(手元) 壮年男子 23位
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第4区の走者として参加しました。

昨年は入賞を目指すチームのメンバーとして参加しましたが、今年は外れましたので少しだけ気楽に走る事が出来ました。夏の間故障が続いて、満足な練習が出来ずタイム的には昨年よりも1分程度遅いタイムとなりガックリですが、理由があっての事なので気を取り直して次につなげていこうと、深刻に考えないことにしました。

走っている途中で膝の痛みも発生せず、ほぼ実力通りの走りが出来たと思います。アトミクラブからは、16チーム64名の選手が激しい戦いに臨みました。チーム全体としては素晴らしい入賞ラッシュとなりました。おめでとうございます。(^o^)

第42回栃木県身体障害者スポーツ大会
開催 10月11日(土曜日)
場所 栃木県宇都宮市、総合運動公園
主催 主催:栃木県、栃木県教育委員会、宇都宮市、栃木県社会福祉協議会、栃木県身体障害者団体連絡協議会、栃木県障害者スポーツ協会
天候 曇り時々晴れ
結果 1500m 高橋勇市選手 5:01(公認) 視覚障害T11 2位
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高橋選手の応援に行ってきました。

予定していた伴走者が都合で参加できなくなり、急遽私が伴走することになりました。現実問題として私の走力は高橋選手よりも少し遅いのです。(^^;)

いずれにしましても全力で走らなければならない事は申すまでもありません。少しでも彼の記録に近づけるように頑張らなければなりません。最初の400mを速く入りすぎてしまった為に、最後に少し失速してしまいましたが、まずまずのタイムでゴール出来ました。 ただ2位に甘んじてしまったのが高橋選手に申し訳ない気分です。ごめんなさ~い。(^^;)

第21回新潟マラソン
開催 10月12日(日曜日)
場所 新潟県新潟市
主催 主催:新潟市、新潟市教育委員会、(財)新潟市体育協会、新潟マラソン大会実行委員会、新潟市陸上競技協会
天候 雨のち曇り、北風1m/気温23度
結果 フルマラソン 高橋勇市選手 2:45:01(公認) 39才以下 12位 (総合13位/525)
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高橋選手のサポートで参加しました。

前日の夜は、新潟のMさん宅に泊めてもらいました。Mさんありがとうございました。

伴走は、Sさん・Sさん・Nさんの三人です。自己記録更新を狙ってスタートラインに立ちました。スタート時は雨は降っていませんでしたが、コース上では一時的にまとまっ た雨が降ったようです。

結果としてその雨により身体が冷えてしまい体調を少し落としてしまったようです。自己記録更新はなりませんでしたが、まずまずのペースで走ることが出来て、高橋選手も一定の自信を深めたようです。シーズンは始まったばかりですから、故障もなくシーズンを迎える事が出来た…。それ自体を喜びたいと思いますね。これから頑張って下さいませ。(^o^)

第9回手賀沼エコマラソン
開催 10月26日(日曜日)
場所 千葉県柏市、柏ふるさと公園
主催 主催:沼南町、柏市、我孫子市、各市教育委員会、手賀沼エコマラソン実行委員会
主管:手賀沼エコマラソン実行委員会
天候 晴れ/風強し
結果 ハーフマラソン 高橋勇市選手 1:16:05(公式) 総合26位/5519 クラス別8位/709
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高橋選手の伴走で参加しました。

高橋選手、自己新記録おめでとうございます。
今日は近づく福知山マラソンに備えて、当日伴走する予定のNさんとの組み合わせで高橋選手は走りました。

私もNさんのパートナーとしての素晴らしい資質を高く評価している一人です。この日も高橋選手の話では、Nさんが素晴らしい伴走をして頂いたお陰で飛ばすことが出来たと語りました。

実際に未公認コースではありますが、5kmと10kmのスプリットタイムは、何とそれぞれのタイムが自己記録更新という素晴らしい走りでした。

10kmを過ぎますと、道路工事部分の砂利道に足を取られて多少ラップが落ちましたが、ラスト5kmは大幅に上げてゴール出来た事が何とも素晴らしい走りだったと思い ます。そし見事に自己記録更新でのゴールでした。おめでとうございます。(^o^)

第26回足利尊氏公マラソン大会
開催 11月02日(日曜日)
場所 栃木県足利市、足利陸上競技場
主催 主催:足利尊氏公マラソン大会実行委員会
主管:栃木陸上競技協会
天候 晴れ、/湿度52% スタート時気温25度
結果 ハーフマラソン 高橋勇市選手 1:30:03(公認) 一般男子 35位/181
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高橋選手の伴走で参加しました。

今日は調整の為のレースですから、全力で走るのは最後の3km程度です。楽に走れるペースで入って、前半は会話も楽に出来るレベルで走りを進めました。後半はビルドアップ的に少しずつペースを上げて負荷をかけていきました、呼吸も目一杯に追い込むレベルから一段楽な感じで保持しました。

ラスト3kmはペースを上げて80%レベルの走りに持って行き、競技場に入ってからはスパートをかけてゴール。トラブルもなく走りきりました。素晴らしい練習になったと思いますよ。お疲れ様でした。(^o^)

第22回ねりま光が丘ロードレース大会
開催 11月09日(日曜日)
場所 東京都練馬区、都立光が丘公園
主催 主催:(社)練馬区体育協会
共催:練馬区教育委員会 主管:練馬区陸上競技協会
天候 曇り
結果 5km Y選手 18:57(公式) 男子39才以下 15位/84
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Y選手の伴走で参加しました。

久しぶりにY選手の伴走で5kmを走りました。公園の中や公園外周の道路幅が若干狭い部分があり、私達の様な伴走付きの二人併走にはちょっと窮屈目なコースでした。

全体の参加者が1000人を少し超える程度と少なめですので、全体としてはそんなに混雑する事もなくまずまずの走りが出来ました。私達の着替えの場所は、この光が丘公園をホームグランドにしている『大江戸飛脚会』の皆さんの所でご一緒させて頂きました。

『大江戸飛脚会』の皆さんは大勢のランナーが参加していまして、上位入賞も果たしていました。顔見知りのランナーも多いので、走り終えた後はいろんな方と楽しく会話をすることが出来ました。有り難うございました。(^o^)

第13回福知山マラソン、第4回全日本盲人マラソン選手権兼アテネパラリンピック派遣選手選考会
開催 11月23日(祝日)
場所 京都府福知山市
主催 主催:福知山市、福知山市教育委員会、京都陸上競技協会、福知山市陸上競技協会、(財)福知山市体育協会
主管:福知山マラソン実行委員会
天候 曇り時々晴れ、12度C/北西1m
結果 フルマラソン 高橋勇市選手 2:40:30(公認)盲人の部優勝 (総合45位)
記事

自走   伴走   応援

高橋選手のサポートで参加しました。

選考会伴走の重責を果たされた方は、前半伴走Nさん、後半伴走Tさんでした。本当にお疲れ様でした。(^o^)

今回の福知山マラソン参加にあたり、高橋選手の目標は次の通りです。
1,アテネパラリンピック派遣選手選考会としての総合優勝を勝ち取る。
2,2時間40分を切り別府大分毎日マラソンの出場権を得る。
3,視覚障害T-11クラスの世界最高記録を更新する。

※これまでのT-11世界最高記録
2:38:27 Carlos Ferreira (POR) Sydney 2000 Paralympic Games,AUS〕

高橋選手はこれまで全ての目標を達成すべくトレーニングを重ね、調整を進めてまいりました。本番で上記目標のうちどの項目を最終目標として走るかは、レース当日の体調や気象条件を見極めながら決定されます。万全の態勢で調整と支援体制を構築しつつ、最終的な決断は大会当日の早朝に、高橋選手自身があらゆる状況を総合的に考察して最終決定をするという流れですね。

大会当日の朝がやってまいりました!。
天気予報によれば最高気温14度、北よりの風1m、曇り時々晴れの予報が出ました。朝6時の気温も5度を割り込みとても寒かったですが、記録を狙うには絶好のコンディションとみました。

高橋選手は、昨夜はぐっすりと熟睡出来たとの事、調子も上り調子にある事から高橋選手は総合的に判断して、世界最高記録更新を第一目標にすると決定しました。
当然これにより他の二つの目標も自動的に付加され、三つの目標を達成すべく走りを進めることになります。設定タイムを最終確認し、本人はもちろんですが私達サポート陣も、その目標を達成するために全神経を集中していきました。

◆アテネパラリンピック派遣選手選考会結果
1位 高橋勇市 2:40:30
2位 福原良英 2:48:07
3位 本橋昭人 2:49:36

レース結果は、世界最高記録更新は為りませんでしたが、自己ベストに近い素晴らしい走りをする事が出来ました。昨年の福知山マラソンの自己記録2時間48分48秒を大幅に更新しまして、この一年の彼の大幅な走力向上を裏付ける結果となりましたね。

彼の走りの特徴は色々ありますが、“夏場のレースに強い!”というのもそのひとつです。高橋選手のランニングフォームにその理由が隠されているわけですが、その長所を更に生かせるようにフォームを改善して、夏場の大会で好結果を出せるようにしたいものですね。

そんな高橋選手も、より速く走れるようになる為には解決しなければならない課題が山積しています。視覚障害者ランナーも私達と同じように、まず自活した生計を立てなければならない事が最優先されるからです。月間走行距離が、仕事などが忙しくてほとんどすべての月で300kmさえ超えられなかった。マシンによるトレーニング比率が高い…。などなど課題は尽きません。しかしながら、練習環境さえ改善されればあっという間に数分の走力アップが見込める潜在力を持つ事も明かですから、何とか知恵を出し合って練習環境をより良いものにしていきたいものですね。

振り返ってみれば、この一年だけを見ても高橋選手の走力は格段にアップしました。その原因を私なりに探ってみますと、第一に上げられるのは、“走力向上と真剣に向き合っている素晴らしいランナーとの出会いがあった”という事です。それも一人ではありません、複数人なのです。それはあたかも“魂と魂が響き合った出会い”とでも申せましょうか。相互の利害を超えたところの出会いであり、出会わずにはいられなかったというほどの必然性を私は感じたものです。

実際その出会いは劇的であり連続的でありました。互いに出し惜しみすることなく、そして問いかけもまた遠慮無く行われ、ごく自然にランニングノウハウに関する情報が行き交いました。真剣に取り組んでいる者のみが垣間見る事の出来る世界がそこにはありました。

戦う姿勢、挑戦する心、高い目標を持つ事の意義、目標を達成する為の自制心の強化などなど、彼らは惜しげもなく自ら体験して得た貴重なノウハウを開示してくれました。高橋選手は、意欲的に多くのその優れたノウハウを自分のものにしていきました。
それらが、走力向上との車の両輪と同じように相互作用しながら、確実にスピードアップの階段を上り始めたのです。もうこの勢いは誰にも止められません。(笑)

アトミクラブの皆様はもちろん、最も高橋選手の伴走とサポートをされている永見さん、そして裏方としてのサポートに心を尽くしている大野さん、二階堂さん、更には空いた時間などを惜しげもなく高橋選手の支援に充ててくれています何十人という支援者の総合力が、結果として高橋選手の強靱な精神力の付加と競技力を向上させ、見事に花開かせることに成功したのです。

このように一人一人の小さな支援の輪が大きな潮流となり、そして大きな大きな果実を得る事につながりました。

高橋選手には、更なる大きな目標があります!!。
皆様方の心温まる御支援御協力をこれからもよろしくお願いいたします。 m(_ _)m

記事

(※この文面は大会の翌日に送付した高橋選手への祝電メールです)

高橋選手、総合優勝本当におめでとうございます。また選手権・派遣選手選考会に参加された伴走&サポートの皆様お疲れ様でした。

帰りの列車の中では、本当に和気あいあいと楽しい会話が出来まして良かったですね。車で帰ったNさんも、真夜中の帰着だったでしょうか。
遠路ご自分の車を持ち込んでの伴走者の送迎、本当に有り難うございました。

高橋選手はもちろんの事、伴走の重責を見事に果たされたNさんとTさん。そして、Nさんを筆頭にそれぞれの役割に徹したサポートをされました皆様の、ここ数ヶ月の取り組みに対する “報酬” を味わいながら帰路につかれたのではないかと思います。

今回の勝利は、高橋選手一人のものではありません。もちろん、福知山マラソンの現地に参集した数人の支援者だけで占有すべきものでもありません。日頃のトレーニングはもちろんの事、日常生活全般のサポートをして下さった方々も含めて、広範に関わった何十人という大勢の支援者の皆さんが、自分のことのように目標を同一にして取り組んだ成果であり、皆で公平に分かち合うべき勝利です。

私がここで改めて語るまでもなく、高橋選手はレース後にマスコミのインタビューで「多くの支援者のお陰で達成できました」と繰り返し述べていました。

“初心を忘るべからず”。
高橋選手自身が、その事をしっかりと心に刻みながら目標に向かって取り組む限り、支援者の熱き心は衰えることなく、逆に更なる大きな力を得る事になるでしょう。

今回の勝利の要因をしっかりと分析評価し、次の戦いに備えなければなりませんが、最も大きな勝因は、高橋選手の「国際レースに参戦するんだ!」との熱き強烈な目標意識が、ピッチを早めストライドを伸ばしました。

私も福知山マラソンの最後の急坂、ラスト1km地点からゴールまで、歩道を追尾しながら、必死に「別府、別府」 と叫び続けました。(笑) 高橋さんは、使い切ったエネルギーを更に絞り出すように、必死に前に進もうとしていました。

髪はバサバサに乱れ、口を大きく開け、呼吸も吐く度に「ヒャー、ヒャー」と苦しそうに音声までも伴っていました。そして、よだれも口から溢れていましたよ。(笑)

長く付き合っていて、これ程までに走りを追い込んだ姿は初めて見ました。その戦いの姿を、大勢の支援者の方々にお見せすることは叶いませんが、あの戦いの姿こそが、個々人の多くの時間と労力を投入し、サポートをした方々への高橋選手からの報酬です。
高橋選手のあの戦う姿を見て、私自身も余るほどの対価を頂いたと感じました。本当に良いものを見せて頂きました。(笑)

“盲人マラソンT11クラスの世界最高記録の更新、国際レースへの参戦” などなど、ビッグな目標を追い求めるターボ付きの強力エンジンを持ち続ける限り、あらゆる障害を撃破しながら、これからも更なる前進が期待できるでしょう。

福知山からの帰りの列車の中で高橋選手は語りました。
「今日はゴールではない、新たなスタートの日だ!」 その言葉通り、列車の中での尽きることのない会話の半分以上が、これからのトレーニングの方法、やより速く走れるようになる為の対策、そして将来のビックな目標達成に向けられていました。

私達サポート陣も、出来る限り高橋選手の目標を共有するように努めます。全ての目標をクリアする為にも、乗り越えなければならない課題は山積しています。それらの一つ一つを、皆で力を合わせ総力を結集して乗り切っていきましょう。そして地道にコツコツと一歩一歩目標達成に近づいて行きましょう。(^o^)

追記
(ここらかは、少し注文ぽい文章になる事をお許し下さい)
大きく明暗を分けたビッグな戦いは日暮れと共に幕を閉じました…。
そして高橋選手は勝者となりました。

勝者は、すでに余るほどの栄光を手にしました。
勝者が最も優先すべきは、敗者への配慮です。
勝者は、敗者の痛みを十分に理解する必要があります。
一人の勝者の為に、複数人の敗者が必要であることを、私達はいつの時も忘れてはなりません。

“何事も無かったかのように振る舞う”
これが、勝者の奢りのない健全な選択であると考えます。

写真
福知山マラソンの写真

28.5km付近を力走する高橋選手と伴走者のNさんです。
フォームも非常に安定しており、身体の上下動、肩の前後動もわずかです。疲労をためている兆候は全くありません。何よりも表情にはまだまだ余裕が感じられました。このポイントでのスプリットタイムは世界記録を1分24秒上回っていました。
伴走者Nさんのペース配分とランニングフォームサポートが成功している証ですね。この先に30km地点がありますが、そこで兵庫県にお住まいのTさんに伴走が変わります。伴走のNさん、長い距離の伴走本当にお疲れ様でした。(^o^)
(写真提供:Nさん)

福知山マラソンの写真

無事にゴール!!。
ラスト1kmポイントのスプリットタイムが2時間36分00秒でした。残りの1kmを4分以内で走れば、別府大分毎日マラソンに行ける状況でしたから、私達も必死に「別府、別府、別府に行くぞ!!」と叫び続けました。(笑)
平地なら楽々クリアですが、あの長い長い上り坂ですからね~。高橋選手も必死に坂を駆け上がりました!。併走しながら高橋選手の凄い気迫を感じました。結果として2時間40分30秒でゴール!。見事な上り坂との格闘でした。ゴールした瞬間の写真ですが、素晴らしい表情をしています、笑顔さえ浮かべていますよね。持てる力を全て出し切った満足感が身体全体に見えています。後半伴走のTさん本当にお疲れ様でした。
(写真提供:Sさん)

福知山マラソンの写真

高橋選手、総合優勝本当におめでとうございました。(^o^)
私もこんなに心から嬉しい気分になったのは、妻と結婚式を挙げた時以来です。(笑)
私の目にはうれし涙が溢れています。一番左の永見さんは、高橋選手の伴走やサポートを最も熱心にされている方なんですよ。彼を語らずして高橋選手の走力向上を語る事は出来ないほどの大切なパートナーですが、彼は目を真っ赤にして泣いていました。顔の表情でお解りだと思います。
私達はこの後すぐにクーリングダウンを兼ねて宿泊した旅館まで走って帰りました。途中、楽しい会話で盛り上がったのは言うまでもありませんね。(^o^)
(写真提供:Sさん)

福知山マラソンの写真

電車での移動の時刻となりました。戦い終えて、参加メンバーでハイ、パチリ。
素晴らしい結果でしたね。皆さんが満足の表情です。高橋選手はもちろん、皆様にとりまして心に残る思い出の大会となりましたね。ありがとうございました。(^o^)

「パラリンピック・全盲マラソン 38歳 アテネ切符確実」

【読売新聞】平成15年11月24日

第13回福知山マラソン報道写真 全盲のマラソンランナーが夢舞台に近づいた。来年9月のアテネ・パラリンピック代表選考会を兼ねた全日本盲人マラソン選手権(京都府福知山市など主催)で23日、高橋勇市選手(38)が2時間40分30秒の好タイムで優勝した。
日本盲人マラソン協会は、高橋選手を日本パラリンピック委員会(JPC)に推薦する方針。これを受けてJPCは来春、日本代表選手を正式決定する。

「やっとここまでこれました。皆さんのおかげです」。レースを終えた高橋選手はゴールで待ち受けていた練習仲間の中澤修平さん(49)と抱き合って涙を流した。
伴走をリレーで務めた実業団の中田崇志選手(24)、市民ランナーの常本佳希さん(25)の2人も「自分の大会より緊張したけど、結果が出て本当にうれしい。高橋さんと一緒にアテネに行きたい」と喜んだ。

高橋選手は高校2年のころ病気で視力を失った。マッサージ師の学校に進み、卒業後に東京都内で開業したがうまく行かず、沖縄に転居。
合宿中の実業団陸上選手らのトレーナーを務めたのがきっかけで、30歳で初めて市民マラソンに参加した。ところが、道路のわずかな段差でつまずいて転倒することもあるため、スピードを上げるのが怖く、42・195キロを完走しても4時間はかかった。

その約1年後、1996年のアトランタ・パラリンピックで全盲の柳川春己選手が金メダルを獲得。感動した高橋選手は、本格的にマラソンに取り組む。99年、翌年のシドニーを目指した無理な練習がたたり、選考会直前に足を疲労骨折して無念の棄権。入院生活で体重も増え、一時はあきらめかけた。だが、「アテネには間に合う」と気持ちを切り替え、再出発した。

現在は栃木県小山市に住み、病院勤務の傍ら、東京・代々木公園で週1回、市民ランナークラブの中澤さんらと練習に励んでいる。

今回、視覚障害の男子は40人が参加。高橋選手は、大会では全盲選手として過去最高タイムを記録。昨年の視覚障害マラソン世界選手権の全盲の部銀メダリスト福原良英選手(36)に約7分差をつけての快勝だった。

世界記録は、シドニーでポルトガルの選手が出した2時間38分27秒。
高橋選手は「アテネでは世界記録を出せるよう頑張りたい」と、早くもメダル獲得を誓った。

第21回しらさぎマラソン
開催 12月07日(日曜日)
場所 栃木県上三川町
主催 主催:しらさぎマラソン実行委員会
天候 晴れ/微風
結果 10km 高橋勇市選手 36:21(公式) 男子36~49才 3位/総合6位
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高橋選手の伴走で参加しました。

日産栃木工場の周回路やテストコースを走ることが出来ると聞きましたので、物珍しさもあり楽しみに参加しました。実際に滑走路のような巨大なテストコースを走ってみますと、あまりに巨大で走りが止まっているかのような錯覚を覚え、前に進んでいるとは思えなくて、正直走りにくかったです…。

視覚障害者ランナーがこの大会に参加するのは初めてだったみたいで、受付時にちょっとしたトラブルがありましたが、無事に走らせて頂く事が出来ました。
無事にゴールし、表彰台に上がった視覚障害者ランナーを見て、主催者側も一様に驚いたようでした。こうして視覚障害者ランナーも安全に走れるという事を、直接見聞して頂ければ、問題意識はすぐに溶解し来年からは、全く問題なく視覚障害者ランナーの参加の道が開かれました。(^o^)

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