高校の校内マラソン大会で優勝した時の写真です。ゴール2km手前の長い上り坂の途中でスパートを掛けてトップに立ち、以降は単独走となりまして、正門を入る前に後ろを見ると後続との距離が100m以上あることを確認しましたので、精神的には全く余裕のゴールでした。ゴールする段階でも走力的にはまだまだ余裕があり、タイム的には競り合えば更に短縮することが出来たように思います。
私自身は地味な性格故、普段は目立たない生徒でしたが、この日ばかりは全女子生徒の拍手と大きな声援に迎えられ、至福のゴールとなりました。(^o^)

ラグビーに夢中で取り組んでいたにも関わらず、校内マラソン大会での優勝体験が、これ以降走る事へ強力に誘ってくれたとみて間違いありません。

これは第10回防府読売マラソン大会の記録証明書です。
昭和54年に発行された記録証明書ですから、今時の大会主催者発行のラップ・スプリットタイム、種目別順位、総合順位など懇切丁寧に記載されている大会記録証明書と比較して、隔世の感がありますね。

用紙は縦18㎝×横8cmですから、手に持つと少し大きめの葉書といった印象を受けます。記録証をよく見ますと第10回のところの回数も手書きとなっていますよね～。一度に大量に印刷して何年も使い回しているという事でしょう。もちろんパソコンやチップの無い時代ですからグロスタイムのみですし、公認記録証の即時発行はあり得ず、後日自宅に届けられたものです。

当時この記録が私の最終的なフルマラソン自己最高記録になるとは夢にも思いませんでした。
この大会では100位内に入ると読売新聞に氏名と記録が掲載されるので、スタートした時から、トップから自分までの順位をしっかり数えて、常に100位内を走り続けましたが、前半飛ばしすぎてしまい、つぶれたあげく40km過ぎに600m～700mぐらい歩いてしまいました～。(^^;)

先を急いだため給水をおろそかにした…。これがつぶれた最大原因だと思われますが後の祭りでした。結果として「中澤」氏名の読売新聞掲載という目標達成はなりませんでしたが、それでも二回目のフルマラソンレースでこの記録となったのが当時とても嬉しかったです。この記録証を見る度に、あの “ラストの苦しい徒歩” の思い出が蘇ってきますね。