Athens 2004 Paralympic Games
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9月29日 アテネ出発、中継地パリで市内観光
アテネ国際空港発09時50分の飛行機搭乗に間に合うように、朝は慌ただしく朝食バイキングを食べ、最後の荷造りに勤しみ ました。
最後まで残っていた私たち6人のメンバーも、Nさんという方が数日後に開催されるギリシャのスパルタスロン大会に参加 する為に別行動となります。
スパルタスロン大会は250キロ以上走るという過酷な大会ですが、幾度が参加しているNさんの事ですから、また見事な 走りを見せてくれることでしょう。
空港を飛び立つまでは、日本語ガイドが付いてくれたので助かりました(^o^)。
アテネを去るという一抹の寂しさもありますが、フランスのパリ市内で少しだけ観光が出来る時間があるので、その点が 楽しみでもありました。
感激のパリ市内観光
パリのシャルルドゴール国際空港には昼の12時20分に到着!。
日本行きのエールフランス278便は、夜の23時25分に離陸しますので、かなり時間があります。
ここパリでは日本語ガイドが居ないので、早め早めに空港に戻ってきたいと思います。
しかし空港に到着して、早くも日本語ガイドの居ない旅の厳しさを早々と味わいました(^^;)。
シャルルドゴールは、とにかく巨大な空港です。
それに日本語の表示なんてありません(^^;)。
鉄道は空港内に乗り入れていますが、鉄道駅に行くのにバスに乗らねばなりません。
バスの行き先は複数有り、どのバスに乗ったらよいか、よく分からないのです(^^;)。
バスに乗るだけでもかなりの時間を要しました。
幸い行き先は正しかったようで、目的の駅に到着して、パリ市内に向けて出発できそうです。
ところが、今度は電車のキップの買い方が分からない(^^;)。
日本の駅のように自動販売機はあまりないし、あっても買い方が良く判らない(^^;)。
何とかキップを買うことが出来て、無事に列車に乗り込むことが出来ました。
切符を買う要領も分かりましたので、これで何とかパリ市内を楽しむことが出来るかも(^^;)。
“日本語ガイドが居てくれたらな~”という思いもしましたが、みんなでワイワイ言いながら、試行錯誤で巡る旅も、 結構楽しいものですよね。
もしかしたら、こういったスリル満点の旅が、思い出深い旅として記憶されるのかもしれませんよ。
私たちは、日本の鉄道でいうところの「準急」みたいな列車に乗ったのですが、乗車して二駅か三駅過ぎた辺りで、 アコーディオンを持ったお兄さんが、音楽を奏で始めました。
私たちが知っているような音楽もあれば、知らない曲もありましたが、そのメロディーは私たちにも、少なからず心地よい 時間を与えてくれました。
何曲かを引き終えると、帽子のようなものを取り出し、席を回って“投げ銭”を受け取りながら移動していきました。
お金を入れる人もいれば、入れない人もいる……。
私たちもそれなりの金額を入れました(^o^)。
この列車が準急であると教えてくれたのは彼だったからです。
アコーディオンを奏でる芸人が乗っていて曲を演奏して聴かせていました。
最後に投げ銭をもらうんですね。日本にない習慣で驚きました。
列車は目的の「シャトレ・レ・アル駅」に到着したので降りました。
駅を抜け市街を少し歩くと、目的地の『ルーブル美術館』に突き当たりました。
ここは、中世の昔から城砦が築かれ、ヴェルサイユへ王室が移転するまで、王宮として使用されていた建物です。
王家が所蔵していた美術品を、フランス革命を機に、膨大なコレクションを市民に公開し始め、1793年にルーブル美術館と して歩みを始めることになったそうです。
展示する絵画などの規模も壮大で、古代エジプト・ギリシャの美術品から19世紀までのヨーロッパ絵画まで、30万点以上 のコレクションを誇るといいます。
近代になっても、次々の展示棟や施設に改良を施し、今や世界最高峰の美術館と言われるまでになっているそうです。
私たちは、中にはいるほどの時間もないので、建物を見たり、一部王宮内に入ったりしながら、観光して回りました。
【ルーブル美術館】
壮大な石造りの回廊を抜けると…。
ルーブル美術館中庭にて。壮大な宮殿に圧倒されますね。
ルーブル美術館を後にして、セーヌ川河畔に出て参りました。
ひっきりなしに行き交う遊覧船を見ながら、私たちも川沿いに歩みを進めました。
川の中州(シテ島)にある『ノートルダム寺院』を目指しました。
地下鉄に乗るほどの距離でもないので、パリ市内の雰囲気を楽しみながら、橋を渡ったりしながら、中州に入っていきました。
緑豊かな公園が見えてきましたが、驚くことにかなり紅葉していました。
アテネよりもかなり寒い印象を受けましたが、“夏のアテネ”から一気にここまで季節が進んでいることに驚きましたね。
セーヌ川を行き来する遊覧船と、中州にある建物や緑地帯が見えます。
中州にある裁判所などの建築群です。素敵な雰囲気ですね。(^o^)
中州のシテ島に入ってからしばらく歩くと、お目当ての『ノートルダム寺院』が見えてきました。
この寺院も荘厳で豪華ですよね(^o^)。
外観もさることながら、内部もまた薄暗いながら広大な空間となっています。
12世紀の司教モーリス・シェリーによって本格的な建造が始まり、全体が完成するまでに200年を要したというのですから 驚きですね。
ジャンヌ・ダルクの名誉回復審判や数々の史実の舞台ともなりました。
直径10メートルのバラ窓を彩るステンドグラスは幻想的でしたね。
カルチャーショックも大きかったノートルダム寺院見学でした(^o^)。
【ノートルダム寺院】
荘厳なノートルダム寺院を前にして、皆で記念撮影です。(^o^)
次の目的地は『凱旋門』です。私たちは地下鉄を乗り継ぎ何とかたどり着くことが出来ました。
「シャルルドゴール・エトワール駅」で下車して、地上に出てみるとすぐそばに『凱旋門』は見えました。
凱旋門は、ナポレオンの戦功がきざまれた門として有名ですね。
ナポレオン・ボナパルトは1806年、オーステルリッツの戦いで勝利したことを記念し古代ローマに見られたような、壮麗な 凱旋門の建築を発案しました。
完成はナポレオンの死後15年経過してからでしたが、凱旋門は今ではパリのシンボル的存在となっていますよね。
屋上に上ると展望台があり、エッフェル塔やその他パリ市内の、主要な観光地を見渡すことが出来るそうです。
【凱旋門】
背後には見学を楽しみにしていた凱旋門がありますね。(^o^)
創建以来灯されている炎が静かに燃え、献花された花が彩りを添えていました。
日本語ガイドの居ない、日本語オンリーの5人衆にしては、まずまずのパリ市内見学珍道中でしたが、事故もなく無事に 終了できそうです。
パリを発たねばならない時刻がかなり迫って参りました。
私たちは凱旋門見学を最後に、再びシャルルドゴール国際空港を目指して地下鉄に乗り込みました。
広大なシャルルドゴール国際空港ですが、今度はあまり迷うことなく乗り込むゲートを、早い段階で見つけることが出来ました(^o^)。
しばし、コーヒーを飲んだり、小銭を使い切るために売店で細々とした買い物をしたりと、間もなく終了するツアーを 楽しみました。
シャルルドゴール国際空港を離陸
そして、定刻の23時25分にはエールフランス278便は、シャルルドゴール国際空港を飛び立ちました。
長く緊張した日々が続いたのか…。すぐに睡魔が襲いかかり深い眠りに入りました…。
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